【キャラメルBOX】機関幕末異聞 ラストキャバリエ 感想
- 2017/10/26
- 22:00
幕末を色濃く映した趣向作 83/100
【共通√】
まず、このゲームにおいて共通というくくりをするのがあまりにも無理な話だろう
総紫の1選択肢で、運命は如何ようにも変貌する
その千差がありながら共通と括ってしまうのは、あまりにも滑稽である
ただ、共通という言葉を使えないのは些か不便だ
よって、ある程度までで区切ったものを「共通」と呼ばせていただきたい
このゲームを触ってまず気になったのは主に2つある
1つは、システム周りの不便さだ
筆者自身はキャラメルBOXの作品は今回が初めて故
ゲームの雰囲気に合わせた物なのか、それともメーカーの歴史なのかはわからないが
設定のいじれなさ、他作業をしたときに音が止まってしまう所、セーブ画面への移行のしにくさが強く目立つ
2つ目は、語句の難解さである
本編中様々な特殊用語が出てくる
筆者自身は幕末の時代に多少なりともの知識があったので、すんなり読んでいけるのだが
幕末という時代についてこの作品から入ってしまった方には残念ながら、読み解いていくのは厳しいだろう
注釈があっても理解が及びにくいだろうし、注釈のタイミングも所々おかしいタイミングがあった
これはゲームの性質上悪い点というわけではない
多少の知識があれば、雰囲気と相まってすごくプラスな点ではあるのだが
最初のほうでわからずに投げ出してしまった方は少なからずいるのではないだろうか
内容的な話をするのであれば、面白い
幕末の独特の雰囲気から醸しだされる緊張感は、やはりこの時代ならではだろう
若干の知識不足を調べながら確認していくことによって、さらにこのゲームの面白みが増す
それを鬼瘴石というフィクションと上手くまぐわすことができていた
さらに若干ながら南北朝まで話が膨らんでいったのにはすごく驚いた
「出会いと別れ」
キャッチフレーズである
”生まれて、生きて、死ぬ。”
それは戦国時代とは違う儚さに満ちている
日本史が好きだという人にこそオススメしたい作品である
【個別√】
全体としては大きく3つ+1
佐久間という傾奇者が生きているif
坂本というが生きているif
両方が死んでいるif
内容は、歴史を流すことに注力しすぎた結果
1つ1つが淡白で味気ない
勿論、大事なシーンはそれだけ色濃く書かれているのだが
それ以外は、ただただ流れを沿うだけとなっている
(もしくは書けなかったのかもしれない)
Hシーンもあまりの短さに特筆するレベルに至らない
魅力的なキャラばかりだがキャラ萌えが強いわけでは勿論ないので、良さを深く掘り下げにくい
その事実が「歴史として面白い」のであって
「ゲームとして面白い」わけではないのではないかと考えさせられる
史実に沿うという前提を崩さない方向で、キャラを掘り下げることはできなかったのだろうか
【総評】
”生まれて、生きて、死ぬ。”
その言葉に違わない、幕末時代特有の移り変わりをしっかりと表現できていた
日本史が好き、幕末が好きという人にはたまらない作品だろう
しかし、これをエロゲーという視点から見た時には評価が異なる
少し固い作りにしすぎた結果だろう
オススメできる作品ではあるのだが、できるだけで止まってしまったのが少し残念だった
【共通√】
まず、このゲームにおいて共通というくくりをするのがあまりにも無理な話だろう
総紫の1選択肢で、運命は如何ようにも変貌する
その千差がありながら共通と括ってしまうのは、あまりにも滑稽である
ただ、共通という言葉を使えないのは些か不便だ
よって、ある程度までで区切ったものを「共通」と呼ばせていただきたい
このゲームを触ってまず気になったのは主に2つある
1つは、システム周りの不便さだ
筆者自身はキャラメルBOXの作品は今回が初めて故
ゲームの雰囲気に合わせた物なのか、それともメーカーの歴史なのかはわからないが
設定のいじれなさ、他作業をしたときに音が止まってしまう所、セーブ画面への移行のしにくさが強く目立つ
2つ目は、語句の難解さである
本編中様々な特殊用語が出てくる
筆者自身は幕末の時代に多少なりともの知識があったので、すんなり読んでいけるのだが
幕末という時代についてこの作品から入ってしまった方には残念ながら、読み解いていくのは厳しいだろう
注釈があっても理解が及びにくいだろうし、注釈のタイミングも所々おかしいタイミングがあった
これはゲームの性質上悪い点というわけではない
多少の知識があれば、雰囲気と相まってすごくプラスな点ではあるのだが
最初のほうでわからずに投げ出してしまった方は少なからずいるのではないだろうか
内容的な話をするのであれば、面白い
幕末の独特の雰囲気から醸しだされる緊張感は、やはりこの時代ならではだろう
若干の知識不足を調べながら確認していくことによって、さらにこのゲームの面白みが増す
それを鬼瘴石というフィクションと上手くまぐわすことができていた
さらに若干ながら南北朝まで話が膨らんでいったのにはすごく驚いた
「出会いと別れ」
キャッチフレーズである
”生まれて、生きて、死ぬ。”
それは戦国時代とは違う儚さに満ちている
日本史が好きだという人にこそオススメしたい作品である
【個別√】
全体としては大きく3つ+1
佐久間という傾奇者が生きているif
坂本というが生きているif
両方が死んでいるif
内容は、歴史を流すことに注力しすぎた結果
1つ1つが淡白で味気ない
勿論、大事なシーンはそれだけ色濃く書かれているのだが
それ以外は、ただただ流れを沿うだけとなっている
(もしくは書けなかったのかもしれない)
Hシーンもあまりの短さに特筆するレベルに至らない
魅力的なキャラばかりだがキャラ萌えが強いわけでは勿論ないので、良さを深く掘り下げにくい
その事実が「歴史として面白い」のであって
「ゲームとして面白い」わけではないのではないかと考えさせられる
史実に沿うという前提を崩さない方向で、キャラを掘り下げることはできなかったのだろうか
【総評】
”生まれて、生きて、死ぬ。”
その言葉に違わない、幕末時代特有の移り変わりをしっかりと表現できていた
日本史が好き、幕末が好きという人にはたまらない作品だろう
しかし、これをエロゲーという視点から見た時には評価が異なる
少し固い作りにしすぎた結果だろう
オススメできる作品ではあるのだが、できるだけで止まってしまったのが少し残念だった